—私の歌への情熱とカラオケの現実—
1980年、ビクター音楽産業株式会社から
自主制作EP「めぐり逢い」を出しました。
あの頃の私は、正直に言います。
「誰よりも自分がうまい」
本気でそう思い込んでいました。
市川真間駅前の「くれよん」で弾き語りを始め、
市川南口の回転木馬、国府台のクレドール、
新宿のジャコール。
若かったですね。
「くれよん」には、あのさだまさしさんが
よく遊びに来ていたと聞いて、(今はありません。)
それだけで胸が高鳴ったものです。
土曜の夜になると、クレドールには若者が集まり、
音楽の夜を本気で楽しんでいました。
小さな講演会も開き、
市川南口の喫茶店たんぽぽのママさんが
本当に応援してくれて、
レコードを出し、コンサートまでやりました。
歌っていたのは、
- アリス
- さだまさし
- ジョン・デンバー
フォーク中心の、あの時代の空気です。
H2:ある日、突然気づいた「俺、下手だ」
いつ頃だったかは、はっきり覚えていません。
でも、ある時ふっと思ったんです。
「俺は歌が下手なんだ…」
自分の声が嫌いになりました。
3年ほど必死に続けましたが、
結婚を機にサラリーマンの道へ。
夢は、いったん終わりました。
H2:68歳の今の方が、はるかに歌える理由
今、私は68歳。
ステージのあるカラオケ店で歌っていますが、
はっきり言います。
今の方が、ずーっとうまい。
20歳の頃の自分は、勢いだけ。
本当に下手でした。
なぜ変わったのか。
それは、やっぱり——
人生の蓄積です。
- 恋人との別れ
- 親を亡くした悲しみ
- 夢をあきらめた悔しさ
- 子どもが生まれた喜び
- 病気からの回復
これが全部、歌に乗ります。
だから私は思うんです。
技術のうまさと、
心の深みは、まったく別物。
H2:私の歌で泣いてくれる人がいる
これは自慢ではありません。
でも事実として——
私の歌を聴いて、
涙を流してくれる人がいます。
カラオケですよ?
たかがカラオケです。
それでも、歌い終わったあとに
- 「泣けました」
- 「胸に来ました」
- 「また聴きたい」
そう言われることが、実際に何度もあります。
そのたびに思うんです。
ああ、歌っていいな。
若い頃には、正直ここまでの手応えはありませんでした。
H2:黒子ダイル流・歌がうまくなる5つの実感
きれいな理論ではありません。
全部、現場の体験です。
■1.プロのように無理にずらして歌わない
わざとリズムを後ろにずらすプロもいます。
でもあれは真似するものではありません。
心が先に動き、
あとから自然に声がついてくる。
まずは素直に、譜面通りに。
ここが土台です。
■2.きれいに歌おうとしすぎない
言葉の意味を感じないまま歌うと、
どうしても単調になります。
昭和の歌は特に、
言葉をかみしめる力が大事。
うまく聞かせようとするより、
自分の心が動くかどうか。
ここです。
■3.遠くを見つめて歌う
これは私の体験ですが、本当に変わります。
遠くを見ると声が通る。
ステージをよく見ると、
石川さゆりさんも
遠くを見ながら、言葉をかみしめて歌っています。
視線一つで、声の抜け方は変わります。
■4.体全体を使う
昔は直立不動が多かった。
でも今は違います。
- 呼吸
- 姿勢
- 重心
- 手の動き
全部、声に出ます。
自然に体が動くのは、
むしろ良い状態だと私は思っています。
■5.発声練習はやっぱり必要
特に高音。
地声からファルセットへ切り替わるところ、
ここが決まると一気に歌の幅が広がります。
ここで、どうしても書いておきたいことがあります。
昨年、あのさだまさしさんが
コンサート中に突然声が出なくなり、公演中止になりました。
これは有名な出来事です。
つまり——
あれだけのプロでも、声は出なくなる。
実は私も数か月前、声が出なくなりました。
精神的なものもあったと思います。
正直、つらかった。
でも家で発声練習を続けて、何とか戻しました。
だからこそ言います。
高い声が出にくい人ほど、
発声練習は本当に大事です。
今はYouTubeでも学べる時代。
やらない手はありません。
H2:若い世代の曲も示唆に富んでいる
店に行くと演歌やムード歌謡が中心ですが、
私はそれだけではありません。
68歳ですが、今でも歌います。
- あいみょん
- Mrs. GREEN APPLE
- King Gnu
- さだまさし
- 中島みゆき
- エリック・クラプトン
King Gnuをカラオケで歌う?
「誰」って聞かれます。
リズムも速い。
言葉数も多い。
でも、挑戦すると見えてくるものがあります。
歌に年齢制限はない。
私はそう思っています。
H2:カラオケ店の全国の数と、現場の本音
現在、日本のカラオケ関連は
- カラオケボックス:約9,000〜10,000店
- カラオケ喫茶・スナック等:数万店規模
と言われています。
でも、個人店の現場は厳しい。
私が見ていると、
- 常連の高齢化
- 若い人が来ない
- お酒を飲まない人が増えた
- 2回目の来店につながらない
これは、はっきり起きています。
H2:それでも私は歌い続けます
若い人、
50代、
70代。
正直、同じ空気で一緒に歌うのは難しい時もあります。
店の中心はどうしても
- 60歳
- 70歳
- 80歳
になりがちです。
それでも——
私は歌います。
なぜか。
歌の中でだけ、自分を素直に出せるから。
会話は得意ではありません。
でも歌になると、
不思議と心が前に出てくる。
あの弾き語りの頃とは、
本当に別人です。
H2:今、歌に悩んでいるあなたへ
もし今、
- 自分の声が嫌い
- 思うように歌えない
- 年齢的に遅い気がする
そう思っているなら——
大丈夫です。
歌は、年齢を重ねてから
本当に変わります。
経験したことのない歌詞に出会ったら、
あなた自身の
- 悲しみ
- 喜び
- 悔しさ
を思い出してみてください。
もしかしたら、
少しだけ歌が変わるかもしれません。
たかがカラオケ。
されどカラオケ。
私は、まだまだ歌い続けます。
68歳、現役です。
— 美容人 黒子ダイル —
追伸
私の知っているステージのある店と家族的な店
千葉県なのですみません。
東京からも歌いに来るしプロのバントや歌手も来る店です。
個人店なので、グーグル検索で見つけられるかわかりませんが
書いておきますね。
君津市の「カラオケスタジオ/ヒトミ
東金市の「スタジオK」
東金市の隠れ家的な店「ウィッチ」
他にもあるんですが、この3件は私のお墨付きです。
遊びに行ってみてください。
全国のカラオケ店はわからないのでごめんなさい。
もしもお気に入りの店があったら教えてくださいね。


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