
私の体験が、皆さんの役に立てたら嬉しいです。
私は美容室5店舗、美容卸ショップも経営してきました。
ただ、今も経営を続けているので、成功か、失敗かと言われれば正直わかりません。
働いてきた皆さんの生活を支えてきたのは事実ですから。
この記事は、私が体験した美容室経営の話です。
これから美容室を始める皆さんに、少しでも参考になればと思い書いています。
私が体験した美容室経営の落とし穴
1.成功すると、店舗を増やしたくなる
最初のお店は成功しました。
- 投資していただいた資金を返し終わる前に、2店舗目を出店。
- 夢はさらに大きくなり、3店舗目を出店。
- まだ返済をしている最中に、大きな借入をしました。
当時は、「もっと美容室さんの役に立ちたい」という気持ちが先に走っていました。
2.考えていなかった現実がやってくる
最初の数か月はよかった。
しかし、考えていなかった現実がやってきます。
- スタッフの結婚
- 出産
- 退職
- お客様が離れる
- 何とか人を雇う
- 美容師は育つまで時間がかかる
- 求人費用は増え、新人の成長を待つ間、売上は低迷する
- 広告費用も半端ではありませんでした
経営は、自分の思いどおりにはいきませんでした。
3.返済のための経営になっていく
売上が落ちても、返済は待ってくれません。
- 借入はさらに増える
- あせって内装に数百万円を投じる
- 店舗は4店舗、5店舗へと増えていく
銀行は、お金を貸してくれました。
そして、返済のための経営に変わっていったのである。
個人経営を考えている皆さんへ
オープンする時のコツ
先に言っておくけど、お世話になった美容室さんには迷惑をかけない。
これを前提にお話をします。
- 家賃が安くても、入れ替わりの多いテナントはさける。
- 美容室は改装をしなくてすむように設計する。多少高くても20年使える内装にする。
- 最初は大手サイトの媒体を使ってもいい。しかし、お客様が固定するようになったら見直す。
- オーナーになると、今までの友人とは考え方が変わってくる。意見は聞いても、5年・10年・20年先を読んで決める。
- 過剰に美容師としての自信は持たない。他業種から学ぶことも大切です。
- 美容ディーラーとして言うのもなんだが、情報を持っている営業さんとは大切に付き合ってください。
「もしも」を考えておく
今は、「そんなことはない」と思うかもしれません。
でも現実はやってきます。
芸能界でも、思いもよらない出来事が起こりますよね。
経営も同じです。
これから起こるかもしれないことを、一度ノートに書き出してみてください。
夢を描くと現実が見えなくなる時があります。
「私なら大丈夫」は捨てて
現実を見つめてください。
オープンの勢いは後ろを振り向かないことです。
どんな不安がやってきても突き進んでください。
そのためにもノートは必要なんです。
この後の文章は…
ここから先は、私が美容室をオープンした時の想いを書いています。
経営の話というより、私の体験談です。
興味のある方だけ読んでいただけたら嬉しいです。
美容師ではない私が美容室を始めた理由
私は材料屋からスタートしました。
きっかけは、
「美容室の先生が、私の話を聞いてもらえなかったから。」
実は、そこには大きな意味がありました。
ちょっと悔しかったんです。
「美容室で成功させてやろう。」
そして、その経験をもとに「役に立つ話」を伝えていこう。
そう思って美容室を始めたんです。
そうしたら周りの美容室さんたちに、
「あなたのところはいいわね。仕入れも安く入るしね。」
と言われました。
私はまだいいですが、ほかの営業の人には、ちょっとかわいそうでしたね。
美容室経営と成功への夢
10坪、15坪、30坪。
モデル店を作る計画でした。
成功させれば、美容室さんの役に立てると思ったんです。
そんな単純なことではなかったのですが、まだ若かったんですね。
そして実行に移ります。
お金儲けではなかったんです。
そして5店舗まで出店をしました。
そして、あとで気づくのです。
「経営は利益を作ることだ」とね。
美容師さんの役に立てた喜び
美容室オーナーさんと経営の相談。
実現したんです。
嬉しかった。
「黒子歌人さんの店は、どうやってお客様を増やしているの?」
「スタッフの給与はどうやって決めているの?」
「技術指導はどうしているの?」
こうして役に立てて、神様に感謝ですね。
しかし、私の人生にとっては、とても重い旅行カバンでした。
経営は1年で終わりではありません。
これから始める美容室オーナーとなる皆さんも、何十年と経営していく覚悟が必要です。
最後に
昭和の時代のパーマ全盛時代。
カリスマ美容師がたくさんいた時代。
今、現実は変わりました。
私も覚悟があって始めました。
そして、自分の年齢、時代の変化を感じています。
子供のころ夢見た「自分の美容室」。
私は美容師ではありませんから、技術の勉強はできません。
しかし、美容にこだわり、火にこだわり、勉強を続けてきました。
これからも、自分の好きな道で活躍していただけることを願っています。
黒子歌人

