【ヒアルロン酸物語】第1話|ヒアルロン酸は肌には入りません|黒子歌人

美容成分物語は、化学的な根拠だけでなく、美容の現場を40年以上見続けてきた
裏方の経験を織り込みながら書いています。
成分の働きや特徴を、物語を通してわかりやすく伝えていけたらと思います。

私はヒアロン。

1gで6リットルもの水を抱え込めるヒアルロン酸だよ。

美容成分界では「ギャル曽根」なんて呼ばれているんだ。

でもね、人間界ではちょっと気になる話があるんだ。

私は、肌の中へは入れない大きな分子

私はナノコラーゲンより数百倍も体が大きい。

それなのに、

「肌にスーッと入ります」

って言われることがあるんだ。

残念だけど、私は肌の中には入れないんだよ。

もちろん肌の中にはヒアルロン酸がいる。

でもそれは、肌の中で線維芽細胞たちが作ってくれている仲間なんだ。

だから私がそのまま肌の奥へ入るわけじゃないんだよ。

でも落ち込んではいない。

私は肌の表面で頑張るのが得意だからね。

朝、洗顔した後のすっぴん肌につけてもらうと、肌の上にうるおいの膜を作る。

紫外線、ホコリ、PM2.5、花粉。

そんな外の刺激から肌を守るお手伝いができるんだ。

男性なら、それだけでも十分かもしれないね。

最近はおしゃれな男性も増えたから、セラミドやUVクリームも仲間にしてくれると嬉しいな。

そうそう。

私の体は、小麦から取り出された抽出エキス

小麦はパンを作るときには欠かせないね。。

でも、

「じゃあパンを食べればヒアルロン酸になるの?」

と言われると少し違う。

私たちは小麦などを原料に発酵させて作られ、成分だけを取り出して生まれてくるんだ。

食べ物そのものとは少し違うんだよ。

ヒアルロン酸の種類

①医療用のヒアルロン酸➡美容整形などに使用しているね。

②美容原液のヒアルロン酸➡肌のバリアを作る役割をしている。

③髪のヒアルロン酸➡頭皮の乾燥を防いだり、ヘアケアに使っている。

④ヒアルロン酸化粧品➡中にはポリマー剤が入っているのもあるので
 ヒアルロン酸と言えるかどうかだね。

ヒアロンが知っているヒアルロン酸はこんな感じかな。

ヒアルロン酸でひざの痛みが治った?

最近こんな話も聞いた。

膝が痛かった人が毎日塗っていたら楽になったんだって。

不思議な話だよね。

私は肌には入れない。

だから理屈では説明が難しい。

でも、その人が楽になったなら嬉しいな。

役に立てたのなら、それで十分だ。

ところで最近、少し勘違いされることもある。

「ヒアルロン酸100%配合」とは

ヒアロンの私が100%入っている訳ではありません。

原液のヒアルロン酸ょ使用しているという意味。
(いろいろ書くと混乱するからこれだけ覚えてね)

そんな化粧品を見かけることがあるけれど、しっとり感の正体が必ずしも私とは限らない。

実はポリマー剤が活躍していることも多いんだ。

だから、しっとり感=ヒアルロン酸の量、とは言い切れないんだよ。

また嫌われそうなことを言ってしまったかな。

最後に敏感肌の人へ。

刺激の少ない化粧品を作る一番簡単な方法は、実は成分を増やしすぎないことなんだ。

成分が少ないほど、肌トラブルの原因も減ることがある。

意外でしょ?

コップの水に、一滴ヒアルロン酸を入れても
刺激はないでしょう。
だから勘違いしないでね。

ただ、アレルギーの人は、また違うのでそこは注意が必要です。
ちなみに小麦を使って生まれてくることもあるんだけど、精製されたヒアルロン酸には小麦のタンパク質はほとんど残らないと言われているんだ。

だから多くの人は使えています。

実際、17年間見てきたけれど、大きなトラブルの話は聞いていないんだ。
でもアレルギーは人それぞれだから、心配な人は無理しないでね。

だから多くの人は使えています。

でもアレルギーは人それぞれだから、心配な人は専門家に相談してね。

有効成分を薄めて使う方法もあります。
そして、徐々に慣らしていく方法。
これは論文には書いていないと思うよ。
私の40年という経験の中から生まれたもの。

それよりもまずは、肌荒れなど、原因を見つけて
肌改善していくほうが先だとヒアロンは思います。

今日は物語というより、ヒアロンのおしゃべりになってしまったね。

また余計なことまで話してしまったかな。

でも、少しでもヒアルロン酸のことを知ってもらえたなら嬉しいです。

次回は、敏感肌の人でも使いやすい化粧品作りについて話そうと思います。

また逢いましょう。


黒子歌人


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