火妖人物語 第7話|歯並びといじめ(歯科矯正)

火妖人物語

**火妖人(びようじん)とは**、孤独から生まれた「心の炎」
悩みや苦しさの中で、何も言わずにそばにいて、
静かに支え続けてくれる存在です。
 ーー増田ヨシヒロ

今でも続く、歯並び・受け口のコンプレックス
小さいときに親が治してくれたなら……

私は、68歳です。

受け口(反対咬合)が原因で、
今でも心ない言葉を向けられることがあります。

もちろん受け口だけではありません。恵駅
他にも歯並びで悩んでいる人がたくさんいます。

自分で克服すればいいんでしょうが、
私にはできませんでした。(68歳)
長い年月が過ぎても、
完全に消えることはありません。

だからこそ、あえて言います。

もし悩んでいるなら――
たとえ100万円かかっても、
借金をしてでも、歯科矯正を受けてほしい。

それくらい、人生に影響します。

小さい頃の私は、貧乏でした。
情報もありませんでした。

何も知らず、何もできなかった。

だから今、同じように
「受け口」「歯並び」で悩んでいる人に、
どうしても伝えたいのです。

なぜ、ここまで強く言うのか。

それは――
忘れることのできない出来事があるからです。


15歳、教室での出来事

15歳のとき。

教室で、大きな喧嘩をしました。

きっかけは覚えていません。

でも、ひとつだけ。
今でも鮮明に残っている光景があります。

「アィーン」

何度も、何度も。

私の口の真似をして、笑う。

教室の空気が、ざわつく。

面白がる声。
視線。

気づいたときには、取っ組み合いになっていました。

悔しかった。

本当に、悔しかった。

言葉にできないほど。

そのとき、ふと頭に浮かんだのです。

「あっ、これがコンプレックスなんだ」

その瞬間から、
自分の顔が、自分ではないもののように思えました。


母にぶつけた言葉

家に帰り、私は母に言ってしまいました。

「なんで、こんな顔にしたんだよ!!」

今思えば、ひどい言葉です。

母は、何も言いませんでした。

ただ、少しだけ笑った。

あの笑顔の意味を、
当時の私は分かりませんでした。

今なら分かります。

どれだけ悲しかったか。

その後悔は、
今も消えることはありません。


見られることの怖さ

それからというもの、
人の視線が気になるようになりました。

「食べるの早いね」

そう言われても、違うのです。

ただ――
見られたくなかった。

しゃくれた横顔。
受け口の口元。

その一瞬を見られることが、
怖かった。

誰にも相談できませんでした。


消えないもの

15歳までは、気にしていませんでした。

でも、あの日がすべてを変えた。

大人になっても、真似される。

「気にしすぎじゃない」
「仕方ないよ」

そう言われても、
心は楽になりません。


それでも歩いてきた

私は、フォークシンガーになりました。

人前に立つ仕事です。

歌うときも、
横から見られる視線が気になる。

だから、大きなステージの方が楽でした。

それでも――

私の歌声に、
感動してくれる人がいた。

その事実が、
私を支えてくれました。


今だから伝えたいこと

もし、自分の子どもが受け口だったら――

どうか、治してあげてください。

人生は、本当に変わります。


今の時代の選択肢

今は、私の若い頃とは違います。

目立ちにくい
マウスピース矯正という選択肢があります。

取り外しができ、
痛みも比較的少なく、
大人でも始めやすい。

費用は約60万〜100万円前後。
期間は1〜3年程度。

決して安くはありません。

それでも、
あの頃の私が知っていたら――

きっと、迷わず選んでいたと思います。


まとめ|同じ思いをする人を減らしたい

耳鳴りと同じで、
この辛さは、なった人にしか分かりません。

だから私は、あえて書きました。

もし今、
歯並びや受け口で悩んでいるなら――

どうか、一人で抱え込まないでください。

昔の私のように。


美容人黒子ダイル

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